松ケン主将の適応策ブログ『傘がないなら作りましょう。』#10

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【温暖化で「食」が変化する⁈ その1】


撮影日:2021/9/23
撮影場所:鴻巣市滝馬室(荒川右岸側、県道27号より少し南から北東方向を撮影)
撮影者:安野 翔(埼玉県環境科学国際センター)

もし日本が常春の国になるならばうれしいです。そういう意味で温暖化って悪いことばかりではないのでは?という考えもうなずけなくもないですね。

しかし、この日本から四季がなくなってしまうとしたら、それはそれで気持ち悪い。そうなったらどうなってしまうのか、と考えると眠れなくなりそうです。

昔「地下鉄はどこから入れるのか」を考えると眠れないという漫才がありました。その答えは「なんらかの形で地上から入れる」(例えばこちら)なのです。

当時主将は小学生でしたがこれはなんとなく想像がつきました。でも温暖化による気候変動で何がどう変わるのか?を想像するのは簡単ではありません。

地下鉄漫才の頃は自分で考えるしかありませんでした。しかし今や答えはウェブに溢れています。検索ボタンひとつ。たぶん、いい世の中になった、のでしょう。

例えば「温暖化 影響 農作物」とググってみるとこんなサイトがヒットしました。

https://www.naro.affrc.go.jp/org/niaes/ccaff/contents/q_and_a.html

これは、国立農業環境技術研究所による「地球温暖化と農林水産業」のサイト。その中の子ども向けのQ&Aのページになります。

それによると日本の農作物への地球温暖化の影響としてあげられているのは

・米の白濁化、割れやひび

・米の収穫量変化(東で増え西で減る、日本全体では減少?)

・みかんの「浮き皮」(果皮と実の間に空間ができスカスカ状態に)、日焼け

・みかん枯木病「カンキツグリーニング病」の北上

・牛の夏バテ(牛乳や牛肉の生産量減少)

・「野良イモ」の発生(土中に残ったイモが発芽し雑草化する)

・りんご栽培適地の北上(南ではリンゴの栽培ができなくなる)

・野菜の品質低下(白菜は茎が伸び、キャベツは形が崩れ、大根は固くなる)

いかがですか?困りますよね。こんなことが進んでいけば「食」そのものが変わってしまう。美味しいご飯が食べられなくなるかもしれません。

そこで。「適応策」が必要となります。このページには「適応策」も少し書いてあります。

例えば米の白濁化。田植えを少し遅くし、穂の出る時期を気温の低い時期へ遅らせることで防ぐことができます。「高温耐性品種」への変更もあげられています。

牛の夏バテ防止は、ほぼ人間の暑さ対策と同じ。送風や換気、水まきなどで体温を下げる。今やエアコン付き牛舎もあるようですが、コストが見合うのでしょうか。

しかし、埼玉県民にとって「りんご狩り」は高嶺の花になりそう。北海道が主産地となり、北関東での栽培はかなり難しくなると予想されているからです。

一方で、みかんの産地は北上するとされています。埼玉では「みかん狩り」の方が馴染みがないですが、りんごと逆転するかもしれません。

と、いろいろ考えると「食」の変化に対応する、のが「適応策」のメインになってしまいそうです。どうするか、悩んじゃいますよね。

気候変動による食の変化は、地下鉄より悩みが深そうです。


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