適応センターについて
埼玉県気候変動適応センターとは
気候変動に対する適応策を計画・実施するには、温暖化実態やその影響、将来予測など、様々な気候変動情報が不可欠です。
埼玉県気候変動適応センターでは、県内の気象データや影響情報など、適応策に役立つ情報を収集・整理するとともに、様々な手段を通じ、情報提供していきます。
埼玉県気候変動適応センターは、埼玉県環境科学国際センターの中に設置しています。埼玉県環境科学国際センターについては、以下のリンクよりご参照ください。
センターの機能
埼玉県の気候変動適応センターの機能は以下のとおりです。
- 埼玉県における、気候変動実態やその影響、将来予測など、適応策に関する情報の収集と整備、分析を行います。
- 県内自治体や事業者、県民の皆様に、適応策に関するきめ細かい情報を提供し、地域の適応策に貢献していきます。
センター機能のうち、県内自治体や事業者、県民の皆様へ情報提供を行うプラットフォームとして当ホームページがあります。
プラットフォームの意味も込めて、埼玉県気候変動適応センターのホームページをSAI-PLAT(サイプラット;Saitama-Adaptation-Information Platform) と呼称しています。
ロゴマークの3つの意味
埼玉県気候変動適応センターのロゴマークには、埼玉県における適応策の重点施策である、農業、防災・減災、暑さ対策の3つの意味が込められております。
農業:植物がすくすくと成長する様をモチーフに、ロゴマークの両側に2本の植物の枝で表現しています。将来にわたっても持続可能な農業が営まれているイメージを表します。
防災・減災:おだやかに流れる河川とその水辺空間をモチーフに、ロゴマークの下側に3本の波線で表現しています。豊かで持続可能な水辺空間とそこに生育している植物によって水災害からの防災・減災が行われているイメージを表します。
暑さ対策:太陽を暑さのモチーフにした造形をロゴマークの中央に配し、河川が作る水辺空間とそこに生育している植物などの自然界のものを太陽を包み込むことに配置することで、自然界のものを活用して暑さをやわらげるイメージを表します。
設立経緯
埼玉県気候変動適応センターが設置されている、埼玉県環境科学国際センターは、県が直面する環境問題に対応するための試験研究や、環境学習活動などを行う機関として2000年4月に開設されました。
2010年4月には、気候変動対策にも対応するため、新たに温暖化対策担当を設置し、県内ヒートアイランド実態の把握や、温室効果ガス排出量の推計など、様々な課題に取り組んでいます。また、2010年からは、環境省の研究プロジェクト「温暖化影響評価・適応政策に関する総合的研究(S-8)」、2016年からは文部科学省の研究プロジェクト「気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)」に参加し、気候変動影響に関する情報集積や、適応策の社会実装に関する研究を行ってきました。
こうした中、国は、2018年12月1日に、気候変動適応策を推進するための新たな法律として「気候変動適応法(適応法)」を施行しました。適応法では、地方自治体に対し、地域における適応に関する情報収集・提供等を行う拠点(地域気候変動適応センター)の確保を求めています。
そこで、埼玉県では、法施行に合わせ、2018年12月1日に、埼玉県環境科学国際センターを「地域気候変動適応センター」に位置付け活動を開始しました。