冬日・熱帯夜・真夏日・猛暑日の日数の推移

熊谷地方気象台と秩父特別地域気象観測所における冬日・熱帯夜・真夏日・猛暑日の推移を以下に示します。

寒い日の指標である冬日の日数は長期的には減少傾向、暑い日の指標である熱帯夜・真夏日・猛暑日の日数は長期的に増加傾向が見られます。

冬日:日最低気温が0℃未満の日
熱帯夜:日最低気温が25℃以上の日
真夏日:日最高気温が30℃以上の日
猛暑日:日最高気温が35℃以上の日

熊谷地方気象台

熊谷地方気象台における多くの指標において1980年代後半を境に傾向の変化が見られます。


冬日:1940年代以前は80日前後、1960年代〜70年代は70日前後で推移していました。1980年代後半以降には40日程度に減少しましたが、近年は横ばいで推移しています。


熱帯夜:1980年代後半以前では多い年で10日ほどの日数で、熱帯夜が観測されない年も存在しました。1980年代後半以降は増加傾向が見られ、毎年熱帯夜を観測しています。2010年代には30日を観測した年もありました。


真夏日:1980年代後半以前では50日前後で推移し、それ以後は増加傾向が見られます。近年では60日前後で推移しています。


猛暑日:他と異なり、1970年ごろを境に傾向が変化しています。1970年ごろより前では5日前後であった日数が、それ以降は増加傾向に転じて、現在は20日前後観測されており、増加傾向が継続しています。

秩父特別地域気象観測所

次に秩父特別地域気象観測所における冬日・熱帯夜・真夏日・猛暑日の推移です。熊谷地方気象台と同じ傾向が見られますが、以前はほとんど観測されなかった熱帯夜が近年では観測されるようになってきています。


冬日:1940年代以降一貫して減少傾向が見られます。


熱帯夜:2010年代以前はほとんど見られませんでしたが、2018年に5日観測しています。


真夏日:1990年ごろ以前では40日前後で推移していましたが、それ以降は増加傾向が見られ、近年では55日前後見られます。


猛暑日:猛暑日:1990年代以降増加傾向が見られます。


上部へ