埼玉県の温室効果ガス濃度の推移
埼玉県環境科学国際センターでは、1991年以降、最も影響の大きい温室効果ガスである二酸化炭素濃度の精密観測を県独自で行っています。
世界各国の観測値と比較するためには、WMO(世界気象機関)の標準ガスを基準とする必要がありますが、埼玉県における観測も、WMO標準ガスを基準とした観測を行っており、このような精密観測を行う観測所は国内に5地点しかありません。また、観測結果はWDCGG(温室効果ガス世界資料センター)定期的に提供し、特に堂平山の観測値はWDCGGによる世界平均濃度算出にも利用されています。
二酸化炭素の観測速報値は、こちらで公開しています。
また、他の代表的な温室効果ガスであるメタンや一酸化二窒素、HFCの調査結果は、こちらで公開しています。
埼玉県の二酸化炭素濃度は、季節変動を繰り返しながら確実に上昇しており、その上昇率は、世界平均の上昇率とほぼ同じです。